互恵交易株式会社

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営業部第二グループ グループ長 枝窪収二

営業部第二グループ
グループ長 枝窪収二

中国で新たな輸入先を開拓
仕事を越えた人間関係が生まれるのがうれしい

仕事内容を教えてください。

営業部第二グループは日本への輸入を担当しており、和装(着物)を最も多く扱っています。そのほか、靴下や水道のバルブ(鋳物)を輸入しており、これだけで全体の約8割を占めます。残りの2割がかばんやセールスプロモーションで使用するバッグなどのアイテムです。

私はこれまで着物を担当していましたが、着物を着る機会は本当に限られているため、業界としては縮小傾向です。そのため着物に代わるものを探し、アパレル関係の販路開拓をしています。
アパレルをもう少し伸ばしていきたいのですが、今は東南アジアのコストが安いため、「中国で」というのが難しい部分もあります。

そんな中、中国でアパレルを開拓するメリットを教えてください。

コストが安いことで知られるミャンマーやバングラディシュなどの工場では、大量の発注しか受け付けていません。

中国なら東南アジアでは断られてしまう小ロットからの発注が可能です。中国も南部沿岸にある工場に発注するとコストがかかるのですが、北部沿岸はまだ安く発注できます。

この地域の人々は人間的にも素朴な人が多く素直に話を聞いてもらえるので、スムーズに仕事ができます。

枝窪収二

中国で仕事をする際、心がけていることは何ですか。

けんかをしないことです。
もちろん意見がすれ違い言い合いになることもありますが、中国ではけんかをしたら終わりです。交渉事ですからこちらの言い分が100%通るとは思っていません。妥協するところは妥協して、最後のけんかにはならないようにしています。

それから仕事全体を通して、できるだけ相手の顔を見て肉声を聞くことを大切にしています。今はパソコンがあればほぼ全ての連絡が済んでしまいますが、表情で分かる部分もあると思うのです。ですからできるだけ、直接顔を見に行ったり電話をしたりしています。

中国ならではのエピソードがあれば教えてください。

中国では春節という旧正月を盛大に祝う習慣があります。
私たちが思う以上に中国の人にとって重要なイベントで、皆にお土産を持って故郷に帰り、錦を飾ります。その前に輸入した貨物代金や工場への支払を済ませておかないと、工場長が従業員の皆さんに賃金を支払えません。日本では「このイベントに備え、絶対にこの日までに決算して支払をしなければいけない」という習慣がありませんが、この部分は中国ならではのルールがあり、最大限尊重するようにしています。

どのような場面でやりがいを感じますか。

ビジネスがうまくいくのが一番のやりがいですが、長く取引をしてお付き合いしていると、中国側の担当者や取引先との人間関係ができてきます。すると取引先の方から「今度娘が日本に行くのだけれど」というプライベートな相談をされることがあるのです。「それなら一席設けるから来てよ」なんて話になったりします。仕事を越えて親しくできる人関関係を作れたのはうれしいですね。

枝窪収二


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